白馬に行ったら癒やされた

旅行・おでかけ

2024年6月下旬、1泊2日で長野県の白馬に行ってきました。
今回の目的は、栂池自然園に行くこと。
そして、ひとりではなく、同行者(母)ありです。

1日目はあいにくの雨だったので、栂池自然園ではなく黒部ダムへ行くことにしました。

平日で、しかも大雨警報が出ている中での黒部ダム。
普通に運営しているのもすごいけど、私たちのほかにも結構な強者たちがいるのもすごい。

扇沢駅から電気バスに乗り、長野と富山の県境や破砕帯を見ながらの移動です。

霧も濃くて、前立山の山容も見えず。
レストハウスでダムカレーを食べて、早々に引き返しました。

その後はホテルに向かい、温泉を楽しんだ後に、夕食をいただきました。
その頃、少しずつ雲が上がり始めたと思ったら、虹が出現。

続いて、2日目。
昨日と打って変わって、快晴です。

この日は目的の栂池自然園。
栂池高原駅でゴンドラリフト「イヴ」に乗り、途中でロープウエイを乗り継いで
一気に標高1,900mまで上がります。

ちなみに、ゴンドラ・ロープウエイ往復と栂池自然園入園料がついて、
大人一人3,700円です。

まだ残雪がありますね。

一応、雨具と羽織るウエアを用意しましたが、
歩いているときはシャツ1枚でも大丈夫でした。

園内は木道が整備されているので、スニーカーでも歩けます。
登山靴を持っている人は、登山靴の方が歩きやすいのでおすすめです。
園の奥まで行きたい人は、登山道のような道もあるので、
よりしっかりとした、歩きやすいものがいいですね。

途中、残雪の上を歩くところも。

残雪がある一方で、園内にはたくさんの花に出会えました。

キヌガサソウ
チングルマ
シラネアオイ?
シナノキンバイ
ニッコウキスゲ

春というか、初夏の花もありました。
ほかにも、タテヤマリンドウやイワイチョウ、ワタスゲなど、いろんな植物がお出迎え。

そんな中で、この旅の目的であったこの花とも、無事に再会を果たすことができました。

サンカヨウさんです。
この花に会いたくて会いたくて仕方がなかったのですよ。

このお花、とっても不思議なんです。
普通は白い花を咲かせますが、雨が降った後はその花がガラスのように透明になるという
とても神秘的なお花。
ちょっとぬれるだけじゃだめで、しっかりと雨が降って、水を根から吸い上げないと
透明にならないそう。

前日、警報級の雨が降った後だったので、絶好のチャンス到来。
園内を探して、探して・・・ ありました!

でも、あいにくの快晴で、白い花に戻りつつある状態。
完全な透明ではありませんでしたが、見ることができてうれしかったです。

こっちは半透明。

サンカヨウの見頃は6月中旬から下旬。
場所によっては7月上旬まで見ることができます。

今回は奥の展望台までいかず、ワタスゲ湿原までにしました。
少し、ワタスゲが出ていましたね。

ベンチがあちこちにあるので、ちょっと一休み。
お弁当でも持ってくればよかったねーと母と話していました。

こんな景色の中でいただくごはんは格別だろうな。
ゴンドラ乗り場でお弁当も売っているので、買っていくのもいいですし、
家からおにぎりを持って行くだけでも、最高です。

だいたい2時間くらい散策して、ビジターセンター戻ります。
帰りは、ビジターセンター隣のお店で、さるなしのソフトクリームをいただきました。
心地よく疲れた体に、甘酸っぱさが染みるー うまー

サンカヨウの見頃は結構短いし、特殊な条件でしか見ることができないので、
なかなかタイミングをつかめずにいましたが、
今回は無事に見ることができて、満足満足。

6月の栂池自然園は、冬と春と初夏が入り乱れている不思議な季節でした。
また来年、この時期に行こうと思っています。

登山とかハードル高いなー、でも大自然を満喫したいなー、ってな人には
栂池自然園はおすすめです。
ぜひ行ってみてください。

では。